機内モードとは
機内モードとは、スマートフォンで行う通信機能を一括でオフにする機能をいいます。
機内モードがオンになるとどんな状態になるかというと、
・ネット通信を行うすべての機能が利用不可
・通話も発着信できなくなる
・位置情報がオフになる
・設定を変えなければWi-FiやBluetoothもオフになる
このような状態になります。
この機能は、
飛行機の精密機器に悪影響を及ぼす可能性があるため搭載された機能です。
機内モードにするメリット
バッテリーの節約
実は、
機内モードがバッテリーの節約につながります。
その理由を解説していきます。
スマートフォンは、
・電波が不安定なとき
・通信をしないとき
このような場合、
常に電波を掴もうと探し続けます。
電波が不安定なとき、
安定させるために出力を上げるためにバッテリーの消費が大きくなります。
機内モードにすることで、
電波を掴むためにエネルギーを使わないためバッテリーの節約につながります。
本体温度が高くなるのを抑制する
無線機能をオフにすることで、
本体が発熱しにくい状態になります。
これは、
端末が通信に使うエネルギーが削減されたり、アプリのバックグラウンドがオフになるためです。
よくあるのが、
・スマホでゲームしていたら
・ポケットに入れていたら
このような場合に発熱するといったご相談を受けることがあります。
この場合、
画面ではゲームしかしていないのに裏側でスマートフォンが何かの動作をしていて発熱している可能性があるため機内モードにすることで熱を解放できることがあります。
ポケットに入れていた場合も同様です。
スマートフォンは、
人間が知らない間に多くの仕事をしています。
このバックグラウンド機能については、こちらの記事で解説しています。
充電時間の短縮
機内モードをオンにすることで、
先述したように通信を行わないので充電時間の短縮が見込めます。
『大幅な短縮』というわけではなくわずかな短縮であるため、
外出前に充電が減っていた!や急を要する場合に活用するのがよいでしょう。
利用している機種、バッテリー状態、ケーブルなどの条件によっても差がありますが、
少なくとも通常と比較すると早くできます。
アプリの自動更新が停止
データ通信がオフになると、
アプリの更新が自動で行われません。
これにより、
意図しないデータ通信による料金発生を防ぐことができます。
もちろん、利用している料金プランによって異なります。
通知や着信が来なくなる
映画館や会社の会議など音を出してはいけない状況は多くあると思います。
そういった場面でも通知が来なくなる機内モードは役立ちますが、マナーモードとの併用をオススメします。
理由は、Q&Aで解説しています。
機種によって
『おやすみモード』『夜間モード』の設定があるので、この機能をうまく活用すれば機内モードよりも便利に利用することができます。
ただしこの方法は設定によって
自動解除になったり、複数回の着信があると着信音が鳴ってしまう可能性があるのでこれらの機能を活用する場合はかならず設定の確認をしましょう。
確認方法はこちらの記事で解説しています。
機内モードのQ&A
重要:緊急地震速報の通知はどうなる?
結論、通知は来ません。
緊急地震速報は電話回線を利用して行うため、
Wi-Fiのみの利用や圏外の場合は通知は受け取れません。
Jアラートに関しても同様に通知が来ないため、
災害が多くなっている現在ではデメリットとなります。
アラームは鳴る?
アラームの通知は鳴りますので安心して利用いただけます。
アラーム以外にも通信を必要としないアプリの通知は設定によって通知が鳴ることがあります。
・メモ
・カレンダー など
そのため、通知音が鳴る場ではマナーとの併用をオススメします。
飛行機内で機内モードにしていないとどうなるの?
飛行機には多くの重要な精密機器があります。
携帯電話の無線通信はその精密機器に悪影響を及ぼす可能性があり、乗客へ迷惑をかける可能性があるため機内ではかならず電源を切るか機内モードを設定しておきましょう。